これぐらい大丈夫だろうという気持ちで、本当はやってはいけないことをやっていることってありませんか?
例えば、
- 会社の情報を自宅へ持ち帰ってはいけないことは知っているが、仕事が山積みでどうしても終わらないので、自宅へ持って帰って自宅で仕事をする。
- 外出先で会社のメールへアクセスしてはいけないにもかかわらず、急ぎの用事があり、やむ終えず、他人のパソコン借りたり、漫画喫茶のパソコンを使用して会社のメールへアクセスしてしまった。
など、
その瞬間だけの問題を解決することにばかり目がいき、本当はやってはいけないことを「今日だけは」、「今回だけは」と言い、やっているのだとしたら、いつ情報漏洩などの問題が起こってもおかしくありません。
このような場合、やってはいけないことをやってしまっている社員に問題があるのは当然なことなのですが、全てが社員のせいと言い切れない場合もあると考えています。
例えば、会社が社員に対して働きにくい環境を提供している場合などはどうでしょうか?
- お客様訪問があり、日中の大半は外出している。それにも関わらず、会社のPCからしかメールが送れない。
- 週の1/3は在宅ワークをしている。それにも関わらず、会社の情報にはアクセスしにくい。
など会社が社員に対して提供している働き方が、仕事の仕方がマッチしていない場合、会社が「社員をやってはいけないことをやらせる」きっかけを作ってしまっている可能性があります。
決して、ルールを破ってもいいと言っているわけではありません。
ただ、ルールを破らざる得ない働き方になっているのだとしたら、会社にとっても社員にとっても不幸な働き方となることは間違い無いので、働き方を見直す必要があるかもしれません。
その時の状況により、最適な方法、状況は異なります。
日々、確認、改善が必要になってくるものと考えています。